2011年12月03日

考えるということ

最近冷蔵庫を買い替えた。



瞬冷凍という機能がついていて、食べ物の組織を壊さず、冷凍に適さない食材についても冷凍可能にする機能らしい。
どういう機能か調べていたらこんなコラムを発見した。

・そこが知りたい家電の新技術 三菱電機 『「瞬」冷凍』
http://kaden.watch.impress.co.jp/cda/column/2007/12/06/1577.html

このコラムを読んでいると、過冷却という現象を利用して実現した機能ということがわかる。
過冷却自体はかなり前から知られていた現象だったらしいが、それを家庭用冷蔵庫に適用するのは無理だと思われていたそうだ。
しかしよくよく考えてみると無理ということはなく、既存の技術で十分対応可能だということがわかった。

このコラムには、そもそも「凍る」とはどういうことなのかを考えた結果ということが書いてあった。
この瞬冷凍の話に出てくる氷核のように、なにか核となるものがあって初めてゼロベースでの考えというのが生きてくる。
ここでは「凍る」という現象を核として一から考えなおした結果、家庭用冷蔵庫に過冷却を利用した冷凍保存の機能を実現した。

よくゼロベースで考えろとか、既存の発想にとらわれるなとかいうが、そもそも何の拠り所もなくただ考えてみても、なかなかいい考えなんか浮かばない。ただの思いつきで終わってしまう。
また、無理だ、不可能だ、と言われているところにこそチャンスがあり、チャンスをモノにするには普通の人が諦めるポイントよりはるか先まで食らいついていかなければいけないのだろう。

本質に立ち返り、既存の概念にとらわれず考えるという点では以前読んだ本と同じ事を言っていると思った。



この本では、モノではなくそのモノが実現している機能に着目して製品やサービスを開発したり改善したりすることについて書いてあった。
印象的だったのは、点字ブロックの話。
よく見る点字ブロックは正方形のブロックの繋がりでカクカクしている。

002208.JPG

点字ブロックは盲目の人が歩きやすいようにするためにある。
その機能に着目した場合、このカクカクした並びは本当にいいのだろうか?というのがこの本の主張だ。

本来であれば曲がるときは滑らかにするべきなのではないかということだ。

image030.jpg

この話の難しい所は、盲目の人が「点字ブロックはカクカクしているもの」という先入観があった場合、緩やかに曲がっているとちょっと困るかもしれないという点だ。
ただ、方向性としては正しい。なめらかな方が当たり前の世の中にしていったほうがよりよい世の中になるのは間違いない。

こんな風に、より高い価値を生み出していけるような頭の使い方をしていくには、本質に立ち返ること、そしてしつこく考える事というのは本当に大事だと思う。
posted by たかかず at 22:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 勉強法-本棚 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちわ。
システム監査技術者についてご質問です。
実質どれくらいの期間で、どのように勉強されたのでしょうか。使われた本とか教えてください。今年の4月に受験しようと思っております。
Posted by はな at 2012年01月12日 10:46
こんにちは。
コメントありがとうございます。

あさって受験されるということでいまさらですが、システム監査技術者についてはHPで公表されている過去問を解いたぐらいしか覚えていません。
過去問が載っている参考書を購入した覚えが有りますが、本の名前まではわかりません。
すみません。

もともとシステム系のコンサルティングをやっていて、会計士になってからは監査をやっていたので、システム監査についても前提知識があったというのもあまり勉強せずに合格できた要因だと思います。


Posted by たかかず at 2012年04月12日 17:12
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/238506132

この記事へのトラックバック