2005年01月24日

知識レベル

商法の応用答練第1回があった。
1問目が一時間まるまるかかるでかい問題で、
かなり厄介そうな問題だった。

が、実際にはかなり書けた。
しかも、「たぶん他の人はここまで書けないんじゃないかな」とさえ思った。

別に成績優秀者確実でもう俺は完璧だ。なんてことはないけど、
今回の問題でちょっと学んだのは、「知識にはレベルがある」ということだ。

勉強の根幹は、入ってくる情報を知識に転換することだ。
知識を増やすことができなければ、どんなに有効な勉強法でも意味がない。

速く本を読むために速読を習うことは?

だめ。

速読を習っている時間に知識の吸収がストップしているからだ。
結果的に速読によって情報の吸収スピードが上がるかもしれない。
何ヵ月後かには。

その間に知識を増やすことができる。
それもかなりの量。

生涯学習として、死ぬまでやる勉強であれば話は別だ。
でも、資格の勉強は締め切りがあって、そこまでに必要な知識量を確保しなきゃいけない。

でも、知識って何?

このことについて、今回の答練であることに気がついた。

問題を見たとき、頭に入れたテキストの問題のどれでもないと思った。
でも、全くあせらなかったのだ。

なぜか。

どれでもないけど、テキストのあの問題をそのまま書いてもそれなりの点数がくるだろう。
ということが判断できた。これがまず一つ。

次に、今回は基礎テキストで一通りの流れを把握していた。
完全に詳細まで覚えてはいないけど、ところどころポイントとなるところはなんとなくわかる。

この一通りの流れに添って、知っている情報を組み込んだら、
それだけで、問題の解答としては十分なものができるんじゃないか。
これが二つ目。

そうして、おそらくちょっと前の俺ならほぼあきらめていた問題だったものが、
かなり自信を持って解答することができた。

解説を聞いても、その読みは外れていなかった。

自分がテスト前にやったのは「テキストを読む」ただそれだけだ。
だから、テキストに全く書いていないことは書けない。
でも、テキストを読むだけでもテキストに載っていない問題は書けるのだ。

立ち返って考える。

知識とは?

頭の中で情報を自由に操ることだ。
そして、操ることができるようになった時、情報は初めて知識になる。

そこで、全くのオリジナルだが、知識を5段階に分けてみる。

知識レベル1
もっとも低いレベルの知識。単語を聞けば「ああ、そういうのもあったねぇ」
というレベル。潜在意識下に記憶として残っているが、全く使い物にならない。

知識レベル2
誰かがそれについて話をしているのを理解できるレベル。
「あれって、こういうことだよね」「そうそう、そういうこと」というレベル。
誰かの説明が正しいか正しくないかぐらいはわかるが、自分で説明はできない。
紛らわしい説明だと間違える可能性が高く、短答式の肢の判別もけっこう厳しい。
説明してといわれると一応説明できているように見えるが、間違いに気がつかずに
適当に説明している。

知識レベル3
単語を聞くと、それについての定型的な文言が浮かぶレベル。
定義を暗記したような場合。
「資本制度の意義は?」「えーと、『株式会社においては…」というレベル。
短答式の肢の判別は確実にできるが、ちょっと表現を変えると対応できない。
説明してといわれても、文言どおりの言葉しか思い浮かばないためうまく説明できない。

知識レベル4
そのテーマについて説明ができるレベル。
「これってどういうこと?」「ああ、それはね…」というレベル。
本質的な部分を抑えているため、ちょっと矛盾した説明になったら自分でも気がつく。
定義のように正確に文言をかかなくてもよい説明問題などで、かなりの高得点が期待できる。
短答式で全く見たことがない肢に出会っても、「これは明らかに違うだろ」等の判断ができる。

知識レベル5
学者の頭の中レベル。定義の正確な再現ができ、その一語一語の内容を
完璧に説明できる。本が書けるレベル。

以上の5段階の知識レベルがあるとする。

このうち、増やさなければならないのは、
知識レベル4だ。定義は正確に機械的に書ければいいので知識レベル3でもいい。
ただ、ここでその定義を使うべきかどうかというのを判断するためにはやはり知識レベル4が必要だ。

そして、知識というのはレベル1から徐々に4に上がっていくものであって、
いきなり、4から始まったりしない。

以上のことから、2つの事実が明らかになる。

まず、知識レベル1,2にとどまっているものは、いくら増やしてもほとんど役に立たない。
そして、知識レベル4まで引き上げるのは一定の時間が必要。

ということだ。

勉強する範囲を広げるとどうなるか。
まず知識レベル1,2が増える。
そして、知識レベル1,2から3,4に昇格しようとしている
知識を昇格させる時間が減る。

結果、膨大な量の知識レベル1,2が頭の中に溜まる。

問題がうまく解けなくなる。

知らないせいだと思いさらに範囲を広げる。

知識レベル1,2がさらに増える。
今までレベル3,4だったものまで、1,2に降格する(記憶の干渉)。

さらに問題が…

という悪循環。

増やさなきゃいけない知識は、
根気よくレベル上げが必要だ。
posted by たかかず at 22:39| Comment(0) | TrackBack(1) | 勉強法研究 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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