2008年04月17日

八甲田山雪中行軍事件

前回、チョコチョコ書いていたやつをいきなりアップしたらなんか変な感じになった。散々間が開いていたのに、頻繁に更新しているかのような出だしだ。

結婚して、子供ができた。
まだ生まれてきてないけど、
奥さんはつわりで大変そうなので、
なかなか自分のペースで生活できない。

多分、子供が出てきたらさらにそれどころじゃないんだろうと思う。

繁忙期の真っ只中。
勉強は全く進んでない。

ただ、去年もこんな感じで結構ギリギリまで勉強してなかった。
去年は補習所があったので、そのときに勉強はしていたので今と同じとは必ずしも言い切れないが。

やっぱり、自分の人生を左右する試験ではないため会計士試験ほど本格的に勉強に身が入らない。

このままだと、1次試験に受かったとしても2次試験は厳しいと思う。

前回は、ザ・ジャストインタイムというザ・ゴールのパクリみたいな本(原題はザ・ゴールドマインでさらにパクリっぽい)を読んだ話だったが、あれはあれでJITの概要を理解するのに非常に役に立った。ああいう風に小説風にしてもらえると読みやすくて助かる。

今回は、八甲田山雪中行軍事件の話を書いた「指揮官の決断」という本の話。

日露戦争の2年前、東北地方に駐屯していた陸軍が雪山で演習中に遭難。199人が死亡したという史上最悪の雪山遭難事件だ。この話自体かなりインパクトがあるが、実はこのとき、もうひとつの別の部隊が同じように雪山で演習を行い、一人も犠牲者を出さずに生還している。


有能無能という評価はほとんど意味がない、それどころか有害だ。指揮官が一方は無能で、一方は有能だったから。それで議論は終わってしまい、自分に生かすことはできなくなる。

全滅したほうは、演習を1泊2日とし、雪山のこわさを知るメンバーが少なく、麓の村の案内人を拒否した。山に入ってからは帰還と目的地に到達との間で命令が二転三転し、部隊は無駄に体力を消耗。次々と凍死していく。

考えたくもないが零下数十度の世界。じっとしていても死ぬ。

一方、生還した部隊は演習を10日間で予定し、部隊長はコースを十分に研究し、雪山に入るときは案内人を連れ、一貫して目的地を目指し、途中遭難しかけるも、深く穴を掘って夜を明かし(これも研究の成果)、一人の凍死者どころか凍傷者も出すことなく生還した。

自分が経営者だとして、この話は経営に役に立つというのが本の趣旨だが、勉強にも同じようなことが言えると思った。

人は誰しも自分は優秀だと思いがちだ。自分はダメだなと思うことも多いが、それも元をたどっていくと、自分の力を過信する(優秀だと思い込む)→大きな失敗をする→自分はダメだなと思う。という流れだ。

自分のことを最初からダメだと腹をくくっていれば、ダメだななんて思わない。むしろ、当たり前だと思うだろう。

そしてそこから、ダメな自分が勝つ方法を見出し始める。

自分を過信すると、講師(案内人)の言うこともろくに聞かず(講義も寝ながら聴いたり)、勉強のやり方も二転三転し、やたらと答練や参考書を集め、目的からずれた行動をとり続け、1年を棒に振る。

それでも死ぬわけではないが、1年会計士になるのが遅れることは、1年寿命が縮むのに近いんじゃないだろうか。収入は最終年度の年収分の機会損失が発生する。入社時の1年分ではない。パートナーになった時の最後の年収、税理士を引退するときの最後の年収を失っているのだ。

そして、授業料は1年分多く払うことになる。経験は1年少なくなる。

受験生だったからよかったということもあるだろうが、目標は早く達成できたほうが良いと思う。その先にはより困難な目標が待っている。
posted by たかかず at 01:04| Comment(1) | TrackBack(0) | 勉強法-心

2008年04月08日

5S

工場などでは一般的な標語として4Sとか、5Sというのがある。

整理
整頓
清掃
清潔

ここまでが4S。そして



で5S。

この標語自体目新しいものは何も無い。
子供のころからよく言われているちゃんと片付けなさいという話だ。

が、この前ザ・ジャストインタイムという本を読んだ時、なぜ、片付けることが重要なのか、について改めて考えさせられた。

なぜ片付けなければいけないのか?

気持ちがすっきりするから。
モチベーションがあがるから。

そんな漠然とした効果が目的では無い。

片付けなければならない最大の理由は、「あるべき姿からのズレを明確にするため」だ。

片付ける=5Sとして、もうすこしそれぞれのSについて考えてみる。

整理
必要なものと不要なものを分類し、不要なものを捨てること。

試験勉強には実は不要なものがいっぱいある。1回では受からなかった人は、1回目のテキストというのは実は不要だ。1回目のテキストでチェックを入れたところは早々に2回目のテキストに転記して、1回目のテキストは捨てていいだろう。
答練の中にも何度も説く必要が無い答練がある。それも捨てた方がいい。「やっぱりやったほうがいいんじゃないか」とやたら難解な問題を解きたい衝動に駆られる時があるが、捨ててあればそんな時の時間の浪費を防げる。
整理によって「目の前にある教材は全て必要な教材」という状況を作り上げる。

整頓
必要な道具や資料を容易に探し出せるようにしておくこと。

以前、超整理法という本を読んだ時に資料は時系列順に並べておけと書いてあった。確かに、普段つかう資料を関連するものごとに封筒に入れて、時系列順に並べておけば容易に探し出せる。使ったら最新の利用なので一番手前に置く。

しかし、この方法で答練を整頓したら探すのにやたら時間がかかった。俺が今やりたいのはステップ答練の第10回だったとする。それを探そうとすると、時系列順に並んでいるうえ、前回いつ頃解いたかもよく覚えていないため、全部の封筒をチェックしていかなければならなかったのだ。

結局、答練に関しては答練用のスペースでちゃんとステップ、基礎、応用、といった感じに分類し、順番どおりに並べなおした。

整頓といっても全てのケースで有用な整頓方法なんてものは無い。自分でもっとも短時間で必要なものを取り出せる置き方を見つけるしかない。

清掃
ちり、ほこり、ごみを片付けること。

整理が不要なものをより分けて捨てることであるのに対し、清掃はそもそもゴミであるものを排除することだ。別にちりやほこりを取らなくたって死にはしない。
しかし、清掃を行うことによって「あるべき姿」かどうかを網羅的に点検することができる。清掃で作業スペースを隅々まで点検し、いつの間にかどこかに行ってしまっていた消しゴムや、インクが切れ掛かっていたボールペンなどに気づくことができる。

そうして、消しゴムを買いに行く時間の浪費(時には貴重な集中できる時間を途切れさせる)を防いだり、答練中にインクが切れて答練1回分を無駄にするといった事故を防ぐことができる。

清潔
汚れがないこと。衛生的であること。

清掃は随時行うものであるのに対し、清潔はその状態を維持すること。定期的なメンテナンスを欠かさないことによって清潔な状態は生まれる。一時的にあるべき姿にするのでは効果は半減する。常にあるべき姿が維持できることが問題の早期発見を可能にする。


身についた礼儀作法。

最後は上記の習慣化だ。4Sを意識せずに自然とできるようになること。


「片付ける」というと漠然としているが、具体的にどういうことをやらなければならないのかは5Sに落とし込むことである程度明確になる。

ではなぜ、あるべき姿からのズレを明確にしなければならないのか。それは「問題を早期に顕在化させるため」だ。問題が目に見えることで、それを解決するための具体的な方法を思いつきやすくなる。

あるべき姿というと、かなりハードルが高い感じだが、はじめからあるべき姿にする必要は無い。まず、自分があるべきと思う環境を作り、そこをベースに少しづつ改良を加える。より早く、より簡単に、スケジュールを消化できる環境を毎日片付けながら作り上げていく。

無駄なのは、何をやればいいのかわからずボーっとしたり、どこに行ったわからないものを探したりする時間だ。5Sは、目に見えるものだけではなく、試験のための情報・知識についても言えることだ。
posted by たかかず at 17:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法-技-インプット

2007年12月16日

経過報告

全く予定通り進んでいない。

企業経営理論のテキストは2冊。


今までやったことは、
・1冊目の中項目を場所と結びつける
・1冊目を1回読む
まで。

1冊目に関してはほぼ会計士試験の経営学で勉強した内容。しかも、選択問題なので、そこまで詳細に記憶しておく必要はない。

場所法の記憶について具体的に書くと、まず1冊目は3章からなっているので、1章を自分の部屋、2章を台所、3章をリビングということにする。

自分の部屋は経営学と経営理論の部屋。

今このブログを書いている机は「第1節 経営学とは何か」であり、KAという文字の上に大きなはてなマークが浮かんでいるようなイメージでも適当に付けてみる。

ちなみに、べつに特にイメージを作る必要はない。机に座るたびに「ここは『経営学とは何か』だな」と思い出すように心がければ特にイメージはいらない。

ただ、何日もそれを怠ったときに思い出せなくなるので、それを防ぎたかったらイメージは有用だ。イメージをきっかけに思い出すことができる。

服がかかっている押入れ兼クローゼットとタンスのあたりが「第2節 経営体(企業)と経営管理」。経営体は服が体を連想させるので服に大きくKAと書いてあると考える。次にタンスの引き出しにKAが次々と整理されていく様子をイメージして経営管理。

最期は、本棚のあたりに企業形態と企業統治。本棚の形態が変わってロボットみたいに変形して、本棚の一番上には光通信のルーターとハブがあるので、それが本棚ロボットを統治しているイメージ。

こんな感じで、イメージはなくてもいいが、場所に項目を結びつける。

そしてその場所を見るたびに結びつけた項目を思い出す癖をつける。

これだけで、かなり簡単に目次を暗記することができる。

2冊目は就業規則とか人事関係の話があったので、とりあえず年末までに最低でも2冊目を読み終わって、中項目を暗記しないと。
posted by たかかず at 21:14| Comment(2) | TrackBack(1) | 勉強法-技-インプット

2007年11月06日

スケジュールの設定

中小企業診断士試験のための教材は日本マンパワーの通信講座にした。
前回の感触から言って1次試験は教材のみで何とかいけそうだが、2次はどうだろうか。1次に受かったらその次の年まで有効なので、もし通信講座でだめならまた考えよう。

まず、計画だ。

今回は会計士受験生時代とは違い、圧倒的に利用可能時間が少ない。ただでさえ激変する会計基準、内部統制監査、四半期レビューと仕事面で勉強しなければいけないことだらけ。これに加え、IT監査をやる部署に所属したことからシステム監査に関する勉強もしなきゃいけない。

普通に考えると合格は無理。

会計士受験生時代のノウハウをより洗練させる必要がある。

今のところ、企業経営理論のテキストしかない(中小企業経営・中小企業政策は1月半ば以降発送予定)ので、年末までにこの科目をある程度ものにしたい。

今後の予定

11/18まで→テキストを1回読む+大項目・中項目の目次記憶
まず一通りどんな情報があるかを下見するイメージ。

11/19の週→過去問を1年分解きテキストに埋め込む+テキスト加工
この週は出張中なのでどこまでできるかわからない。
テキスト加工は、テキストを読みながら蛍光ペンでキーワードのみに印を付けていく。あとでマインドマップ化するのを簡単にするため。

11/25の週→マインドマップ化開始+引き続き過去問テキスト埋め込み
この間も、目次記憶を毎日1回は想起する。

12月末までの目標
・解いていない1年分の過去問以外はすべてテキストに反映
・できれば小項目(テキストにある要点の箇所)まで目次記憶
・テキストを全範囲大まかにマインドマップ化

2次試験の勉強も並行して進めたいがちょっと難しそう。

時間ができたら、勉強の経過を具体的に書いていこうと思う。

1日の勉強時間は取れて30分程度だからまず予定通りには進まないだろう。
posted by たかかず at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法-技-インプット

2007年10月11日

再始動

公認会計士試験に合格するために、このブログを立ち上げた。
そして、2006年合格。

合格したものの、結局効率の良い勉強法を見つけ出せたのかというと疑問だ。試行錯誤を繰り返し、より良い方法を探し続けたのは確かだが、勉強法として完成形がみえたのかというと全くそんなことはない。

勉強とは本来楽しいものであるべきだ。楽しく、無理せず、合格できる勉強法。できるだけ短い時間で強力に記憶に残り、理解が進む勉強法。そういった勉強法を見つけ出したいというこのブログの目的は結局のところいまだ果たせていない。

勉強法に完成形なんてものはないのだろうが、勉強法の真髄というか、ここさえ抑えておけば合格は容易になるというポイントを見つけ出したい。

8月4、5日に中小企業診断士の1次試験を受けてきた。

中小企業診断士は公認会計士試験の受験生時代から興味があった資格で、コンサル系の資格として相通ずるところがある気がする。公認会計士になりたかったのも、別に監査がやりたかったわけではなく、もっと経営に深く関わるコンサルティングがやりたかったからだ。

中小企業診断士という資格は、そういったコンサルタント寄りの仕事がしたい(できる)という内外に対するメッセージとして機能する。

そこで、今年は会計士試験及び前職で関わりのあった、「経済学・経済政策」、「経営法務」、「経営情報システム」の3科目についてのみ勉強し、手ごたえがあれば来年本格的に勉強を始めようと考えた。残りの、運用管理、企業経営理論、中小企業政策・中小企業経営は来年勉強するつもりだ。

先日、1次試験の結果が届いた。

これがその結果。

20070930212958_2.jpg

1次試験残り2科目。財務会計については会計士試験合格者は免除だ。
今回、今まで提唱してきた勉強法は全く利用していない。ただ参考書を読んで、過去問を1年分解いただけ。それでこれだけの結果が残せたのは、会計士試験が中小企業診断士試験とかなりの部分で重複しており、なおかつはるかに難しかったというだけに過ぎない。

したがって、これから会計士試験受験生時代の勉強法をベースに中小企業診断士の勉強スケジュールを組み立てる。試験の難易度こそ下がっているものの、前回とは違い働きながらなので勉強時間は比べ物にならないぐらい少なくなるはずだ。
posted by たかかず at 19:54| Comment(0) | TrackBack(2) | 勉強法研究

2007年08月09日

克己

論文式試験直前だ。

去年の今頃を振り返ると、できる限りいつもどおりの生活をするよう心がけていた気がする。

この時期、試験運のようなものが気になる。試験は水物。どんなに勉強したって、苦手な論点ばかりが出てしまう、もしくはケアレスミスを連発してしまう。そんな結末が何度も頭をよぎる。

占いに頼りたくなったり、縁起を担いでいろんなことをしたくなる。

それ自体は全く悪いことではない。縁起を担ぐのも占いでいい結果に喜ぶのもプラスの効果を生むと思う。

ただ、そういうおまじないにあまりに頼りすぎると、ちょっとでも悪い兆しに気づいた瞬間、悪い兆しに意識が集中してしまうことになりかねない。当然、潜在意識には悪い影響を与える。

俺も試験直前はかなり心が揺れるような感覚を体験した。

でも、その度にこう思うようにしていた。

会計士試験に合格するかしないかは自分の人生にとても大きな影響を与える。自分の人生という(自分にとっては)大きな流れのなかで多少のおまじないごときが影響を与えられるものだろうか。

いい兆しも悪い兆しもあるだろう。試験の日がたまたま占いカウントダウンで最下位かもしれない。でもそんなことが自分の人生を変えたりするだろうか。

そういう風に考えると、あまりいい兆しも悪い兆しも気にならなくなった。

公認会計士試験は人生のかなりの時間を割き人生に大きな影響を与えることになる資格だ。非常に優秀な一握りの人を除けば、こういう大型の資格を取れるか取れないかを左右するのは思いの強さだ。

自分は必ず公認会計士になる。

そう強く思うことが行動一つ一つを変え、試験会場で思わぬアクシデントに遭遇したときに冷静になれる。

その後に何をしたいのか、自分は何のためにこの資格を目指しているのか。そういうことが明確になっているほど思いの強さを生む。

思いの強弱なんて自分次第だ。誰に頼ることもできない。


試験のときはちょうどそんな状態だ。
posted by たかかず at 00:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法-心

2007年07月07日

独自性と創造力

小学生の頃、子供向けのサイエンス雑誌を定期購読させてもらっていた。その雑誌には毎回付録がついていて、ある時「アリの巣キット」なるものが付録としてついてきた。

アリの巣の形をしたプラスチック製のケースで、そこでアリの生態を観察できるというものだ。

試しにその辺でアリを探してきて入れてみるが、一向にアリが根付かない。今考えると当たり前だけど。

そこで一計を案じた。ケースの中に砂糖を入れて外に放置してみたのだ。朝のぞいてみるとケースに群がるアリの大群。これは期待できるぞ、と学校に行った。

帰ってきたらアリは一匹残らずどこかに行ってしまっていた。砂糖とともに。


俺は当初、実践的で具体的な内容の勉強法ブログを作りたかった。それをそのままマネするだけで誰でも合格できるような勉強法を発見することを目標にしていた。

自分で試行錯誤するうちに、ある程度凡人でも一定の成果を挙げられるような勉強法は見つけ出したつもりだ。そして、その方法を知り合いにも伝えてみた。

しかしそこでやはり、いろんな本や情報同様に「結局は各自が自分で勉強法を生み出すしかない」という結論に至った。

技術的な部分だけ伝えてもその背景が理解できないとどうしても長続きはしない。各自女王アリがすむアリの巣がある。他のところで巣の形をしたケースを見てもそれはただの障害物でしかない。しばらくケースの中にとどまることはあってもいずれは巣に帰る。技術的な部分はケースの中の砂糖みたいなものだ。

いくらケースみたいな形の巣がベストだと主張しても、本人の巣を急に同じ形にすることはできないし、またそうすることがいいとも限らない。

こういうブログで勉強法について情報発信するのは、自分なりの勉強法を作り上げるための材料を提供しているに過ぎない。

まずは試してみる。ピンとくれば根付くはずだ。

受験勉強自体もそうであるように、すべてを完璧にやろうとすると上手くいかない。たくさんの勉強法の情報の中から、自分にあったやり方を真似して、残ったものだけ使えばいい。

その勉強法を提唱する人の気持ち、要は何をしたいのか、記憶の定着、理解力アップ、時間の有効活用・・・そういう背景にも思いをめぐらせ、まるで自分が考え出したかのような気持ちになれればその勉強法は自分のものになっているように思う。
posted by たかかず at 21:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法-心

2007年06月30日

短答式試験結果発表

短答式試験の結果が発表された。

合格者約2700人。

他人事だからかもしれないが思ったより多いと思った。

昨年の合格者が1300人ぐらいだったはずなので、
免除者とあわせて1400人ぐらい論文に進んだ人が増加している。
会計士補を除いては。

確かに、短答免除者の中には去年は受かる実力があったが、
今年は実力が落ちて受からなかった可能性がある人もいる。

ただ、去年短答合格の力がある人は今年もあるのが普通だろうから1400人増は短答式試験が通りにくくなったわけではないということを示しているように思う。

ただやはり、去年はエアポケットのような状態だったのだろう。免除組がいなかったわけだから。

この点に関してはいまさら何を言っても始まらない。
短答に合格した人はここからが正念場だ。
気負わず、油断せず。

できる限りいつもどおりの生活を心がけることが大切だと思う。変に根をつめてがんばろうとしたり、試験の日のことを想像したりすると、体を壊したり不眠症になったりするのでメリットはあまり無いように思う。

そんなことより残りの日数をどうすごすか、自分が考えるもっとも無駄がない勉強内容を組み立てるべきだ。

俺の場合は、この時期はひたすら総まとめテキストを回していた気がする。計算科目は過去の答練をできるだけ解く。

一日のうちに全範囲に目を通せればベストだが、それが無理でも可能な限り目を通せるように。いまさら細かいことやっても費用対効果が悪すぎる。



逆に、短答がだめだった人はとりあえず遊んどいたほうがいいと思う。今必死にやって、後で息切れしたら元も子もない。

それよりは、いったん勉強から離れて次回合格するにはどういう攻め方をすればいいかに頭をめぐらす時期だと思う。戦略策定フェーズだ。ある意味、このフェーズが最も重要でこのフェーズで効果的な戦略を思いついたら、基本戦略に基づいて詳細をつめていけば多少回り道をしてしまってもすぐに軌道修正できる。

逆に、この時期闇雲に勉強してると、軌道から外れてもそのことに気づかず、また同じ失敗を繰り返してしまう可能性がある。

俺は、一回目で失敗したとき、しばらくぜんぜん勉強しないでゲーム三昧の生活を1ヶ月ぐらい送ったあと、場所法を中心にしたテキスト想起+過去問の徹底研究を中心にすえた戦略を策定した。

そしてこの戦略を、プロトタイプとして税理士試験の簿財に適用。1ヶ月1日3時間程度の勉強時間で2科目とも合格した。3時間というのは机に座っている時間で、歩きながら思い出したりとかは計測できないので入れてない。

この成功を足がかりに年間基本計画を立て、何度かスケジュールを破綻させつつも結果的に1回目の半分ぐらいしか1日勉強できてなかったのに合格した。

何度も失敗している人を見てるとできもしないことをやろうとしているように見える。

何年も勉強していると、長時間机に向かうのはどうしても難しくなってくる。そこを、無理やり勉強しなきゃいけないなんて思ってもできっこない。

長時間机に向かえないという事実を事実として受け止め、机に座らずに勉強する、他の作業(移動や入浴など)と並行して勉強する方法を見つけるべきだと思う。
posted by たかかず at 21:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 勉強法-心

2007年06月23日

ライフスタイル革命

いまだに朝食は果物のみだ。

朝食を果物のみにしてかれこれ3年ぐらいになる。
もう普通に朝食を食べる気にはなれない。

よく朝飯はしっかり食べろというが、
おなかがいっぱいのときは普通眠くなる。

この常識がちょっとおかしいと思うのは、人間が野生で生活している前提に立つとよくわかる。

朝目が覚めたら目の前に食料があり、すぐに食べることができる。

こんな状況、野生の世界ではありえない。

動物はむしろ空腹時にこそ感覚が研ぎ澄まされる。
獲物を手に入れるため、生き抜くために当然必要な能力だ。

逆に、満腹時にはそれ以上がんばる必要はないためむしろ集中力は減退し、何より消化吸収に体は全力を尽くすことになる。

胃に血液が集中し、脳への血流は減少する。結果、眠くなる。

しっかり栄養をとかいってるのは、栄養失調ぎりぎりの生活を送っている野生の動物の話だ。受験生が通常暮らしている飽食の世界で、食べることはむしろ娯楽に近い。

一日三食バランスよく、というのも俺はあまり信用していない。
なぜなら、人間以外に一日三食バランスよく食事を取る動物はいないからだ。

普通動物はそんな悠長なことはいってられない。食べられるときに食べられるものを食べられるだけ食べなければ生きていけない。そして、それは動物だけでなく生物全体が生きていくうえで、当然の世界だ。

人間は火を使うことを覚えて、本来人間のためにあるべき食べ物である果物や野菜以外のものを食べられるようになった。

しかし、逆に言えば、人間は果物や野菜から栄養を吸収するのに最適な体のつくりになっているはずだ。肉なんかからは、体に負担をかけつつも栄養の吸収はかなり非効率なはずだ。

極論すれば、人は果物だけで生きていける。それ以外の食べ物を食べるのはただ単においしいという感覚を味わうため。そのため、さっき言ったように食べることは娯楽に近い。

そんなばかな、と思われるかもしれないが、逆に人間に最も近い猿が「一日三色バランスよく食べないと病気になる」というと、そんなばかな、と思ってしまうと思う。

人間はそんなに特別な存在だろうか。生き物としては猿と大差ないという主張はそんなに不自然だろうか。

この辺の話は、ライフスタイル革命という本に書いてある。
興味があれば一読をおすすめするが、残念ながら絶版だ。

中古ならあるようなので一応リンクを貼っておく。

posted by たかかず at 23:09| Comment(0) | TrackBack(1) | 勉強法-体

2007年06月13日

繰り返す

記憶保持に関してもっとも有効だと感じたのは何度も書いた場所法による記憶術だが、これにはある程度訓練が必要だ。訓練といっても30個ぐらいの物事ならさしたる努力も要らず覚えられる。

しかし、それだけだとあまり実用的じゃない。

俺もテキスト丸まる覚えるなんて夢のまた夢で、目次を覚えるぐらいで精一杯だった。ただ、この目次を覚えるというのは、今振り返っても合格に大きく貢献してくれたと思う。

テキストの目次はすべての論点を網羅している。
だから、目次を覚えただけですべての論点を俯瞰できているような、全体をすべて見渡せる高い場所に立っているような気分になれた。

これは何に手をつければいいのか迷いがちな受験生の俺にとっては、ずいぶん気持ちを軽くしてくれた。大枠だけれども、とにかく頭の中にある論点ですべて。それ以上はない。というのが闇の中をさまよっているような感覚から開放してくれる。

そして、記憶を定着させるという意味で、結局のところ頼ったのは何度も繰り返し見る、思い出す、という作業だ。誰でもやっている。

ただ、俺は平均的な受験生より思い出す作業に費やした時間は多かったと思う。もちろん、目次は週に2,3回は思い出すようにしていたし、そのたびにうろ覚えながらその中身まで思い出そうと試みていた。

風呂に入るときは自作のマインドマップ(今考えると絵も記号もほとんど使わずマインドマップというのもおこがましい)を風呂に持ち込み眺めていた。

ベッドに入ると寝てしまうまでは目次を順番に思い出していた。

そういう一連の記憶保持作業の中で、一回目よりも気を配っていたのは全体把握だ。まず全体。余裕があれば詳細。この順序をかたくなに守った。

また、思い出す作業には時間を費やしている(といっても机には向かっていなかったが)ものの、覚える作業にはあんまり時間を使っていない。

定義も超有名な誰でもかけるやつはもちろん覚えていたが、あまりきちんと覚えようとしなかった。全体最優先だったため、そんな細かい作業まで時間を回せなかったというのもある。

だから、定義をきっちり覚えていないことは心配しなくていいと思う。ただ、きっちり覚える時間があるなら覚えておくに越したことはない。合格者の中ですら定義をまともに覚えていない人がいるくらいだから、覚えれば強力な武器になるだろう。

ただし、武器だけもって盾も鎧も身に着けなかったら元も子もない。
この試験は防御力のほうが攻撃力より重要だ。守りの試験。いかにみんなと同じ問題を取れるか。

それにはやはり、すべての論点を見渡し、論点の重要度に応じた勉強を行う必要がある。

目次の記憶⇒思い出しは、直接大きな効果は期待できないにしても、長い試験勉強の間にじわじわと記憶保持の効果をあらわすことになる。
posted by たかかず at 22:55| Comment(1) | TrackBack(0) | 勉強法-技-ストレージ