本から得られる情報や知識はいわば部品だ。時には一定の機能を有していて、そのまま使える部品もある。それでもやはり部品は部品だ。
特にビジネス書や自己啓発書みたいなノウハウ本は極力そのまま使える部品の提供を試みているものが多い。だから読めばまるで自分もそれができるような気になってしまう。
でも、読んだ方は紹介した人ほどは使いこなせない。限られた紙面で神髄を理解するのは到底不可能なのだ。
そこで、どうしても自分なりにカスタマイズする必要に迫られる。しかも自分勝手にカスタマイズしてしまっては部品の良さは生きない。
部品の特性をよく理解し、自分の製品の一部として組み込む。
そこで要求されるのが、物事を肯定的にとらえる姿勢だ。
昔は、自分がいいと思った人が書いた本やブログをそのまま真似すれば同じ結果(まったく同じでなくても近い結果)が得られると思っていた。
半年で合格した人のやり方を真似すれば2年あれば確実だろうといったかんじだ。
しかし、本やブログに書いてある情報は全体のほんの一部にすぎない。どんなに詳しく書こうとしても紙面と文字情報の限界から、その背景にあるものまではなかなか表現できないものだ。
そこで自分なりに推測する。
それが筆者の意図と違っていたとしても、自分の中で納得でき、うまく運用できる確信があればそれで問題ない。筆者自身が気づいていないメリットに気づくことだってあり得る。
筆者自身が気づいていないデメリットはいくらでも目につくが、大半は自分にはできない理由を考えて、実行しなくてすむようにしているだけだ。
この部品は自分の製品には組み込めない。なぜなら…
肯定的な姿勢がないとこの悪循環に陥り、結局何一つ前に進まなくなる。もし手に入れた部品のかなりの部分がこのような状態なら、自分自身の姿勢を見つめなおした方がいいように思う。
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